マツダ・デミオは、1996年8月に初代が発売されて、2014年9月に4代目が発売されました。
デミオのライバル車となるのは、トヨタ・ビッツ、ホンダ・フィット、ニッサン・マーチなどです。外車で挙げれば、フォルクスワーゲン・ゴルフ、BMW・1シリーズ、メルセデス・ベンツAクラス、プジョー・208などのコンパクトカーです。
2007年に発売された2代目のデミオは「2011-2012日本カー・オブ・ザ・イヤー 実行委員会特別賞」を受賞し大変話題になりました。近年のマツダのデザインは評判よく、近年では市場の評価も高くコンパクトカーの中では人気車種となっています。
最新の4代目デミオに関しては、スカイアクティブテクノロジーが搭載されている点。ガソリン車、ディーゼル車を展開する点などが話題になり特質すべき点ですが、
外観のデザインに関しては「魂動(こどう)」をコンセプトにデザインされ、内装に関しても細部に拘りが感じられ「マツダ コネクト」をはじめとするマツダ独自の技術もふんだんに盛り込まれています。
尚、「2004-2015 日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)」に選ばれました。
受賞理由としては、
・「デザイン」「クオリティ」「テクノロジー」が評価され、それをリーズナブルな価格で実現したこと
・低燃費車の新しいカテゴリーとして小型クリーンディーゼルを採用し、先駆的な車を生み出した
・現状で少ないニーズに対応すべくMTモデルをリリースし、多彩なニーズに配慮した点
・軽快なフットワークにより、クルマの楽しさも改めて提案している点
・オリジナリティーで国内に留まらず世界レベルで戦えを実力を持ったコンパクトカーである点
上記が具体的な受賞レベルで、内容を見てみると確かに頷ける内容でインパクトも絶大。今後のマツダのリリースする小型車にも注目が集まるでしょう。
因みに外国車部門「インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」には、メルセデス・ベンツ Cクラス セダンが選ばれています。
最新モデル
最新モデルは、2014年9月より販売されており、4代目となります。
ラインナップ | ||
使用燃料 | SKYACTIV-D(ディーゼル) | SKYACTIV-G(ガソリン) |
発売開始年月 | 2014年9月~ | 2014年9月~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4,060×1,695×1,500 | 4,060×1,695×1,500 |
車両重量(kg) | 1,130 | 1,030 |
エンジン型式 | S5-DPTS型【S5-DPTR型】 | P3-VPS型 |
総排気量(L) | 1.498 | 1.298 |
最高出力(PS) | 105 | 92 |
最高トルク(N・m) | 72 | 121 |
JC08モード燃費(km/l) | 26.4 | 24.6 |
新車価格(万円) | 178~213 | 135~191 |
スカイアクティブテクノロジーが搭載されていますので
走行性能に関しては、ライバル車であるフォルクスワーゲン・ポロ、プジョー208などのようにヨーロッパの車と比べても十分勝負出来る車です。排気量のわりに3000〜4000回転の中回転域でトルクのレスポンスがすごくあります。
印象としては、ガソリン車はものすごく静かで、他メーカーの400万円クラスのミドルクラスセダンの乗り心地に引けをとらないと言っても過言ではないかもしれません。
コンパクトカーですが、フロントタイヤが前側に出た新しいパッケージになっていますのでアクセルペダルの位置が右側にあるのも良い点です。それによりブレーキペダルが体の中心線より右側にあり非常に扱い易いです。
今回紹介しているモータージャーナリストの主観としてはマツダの中で一番高級感ある乗り心地かもしれないという事です。
今回マツダ・デミオに搭載されるスカイアクティブテクノロジーがマツダの車のクラスレス化(垣根が無い)に反映されつつある点にも注目ですね。ディーゼルバージョンに関しての評価として、
ディーゼルエンジン車はコストが高くつきコンパクトクラスの車では採算をとるのが難しいのですが、今回メーカーがうまく量産に成功させています。
ディーゼルエンジンは小排気量で高トルクを発生させる事が可能なので、今回紹介しているデミオでは、排気量1.5Lでトルク250N・m程出せ2.5Lくらいのガソリンエンジン程度のトルクを達成しているとの事です。
ヨーロッパの中ではガソリンより経由が高い国もありますが、日本の軽油価格はガソリンに比べて安価なのでコストパフォーマンスも大変優れているといえます。
ハイブリッド車(HV)、電気自動車(EV)、軽自動車に続く「第4のエコカー」としての期待が関係者の中で上がっています。外車の中ではメルセデス・ベンツ、BMWからも日本市場にどんどん投入しておりますが、国産の中で手軽なディーゼル車として今回マツダから投入されるデミオを皮切りに他のメーカーもこれから頻繁にリリースされてくる事でしょう。実際にマツダ・デミオのディーゼル車は、予約開始から半年で7000台以上の注文が入っているとの事です。これから一般にどんどん浸透するはずです。
中古車の相場
ガソリン車とディーゼル車を比較した場合、新車価格に比例しまた燃費や燃料代を含めた割安な維持費が好材料となりディーゼル車の方が高めとなっています。
ラインナップ | ||
使用燃料 | SKYACTIV-D(ディーゼル) | SKYACTIV-G(ガソリン) |
最新モデル | 115~235万円 |
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