ダイハツ・ムーブは、1995年8月に初代が発売され、当時は同社のミラ(ムーブのベース車)に続き始めて軽自動車にパートタイム4WDが搭載された車として注目されました。外装はイタリアのI.DE.Aとの共同で開発されました。
初代発売当時は、スズキのワゴンRと競い合い爆発的な人気を博し、現在こそ各メーカーから様々な軽自動車が発売されていますが、当時は軽自動車の2台巨頭と言っても過言ではないほどの存在感がありました。
現行車に関しては、2010年12月に5代目として発売され、2012年12月にマイナーチェンジを発表し、特に燃費性能を向上され外装デザインも大幅な改良が行われました。
搭載される「e:Sテクノロジー」が更に進化し、軽自動車初となる「CVTサーモコントローラー」を採用しエンジンとCVTの温度を相互に最適化して燃焼効率や動力伝達効率を高める技術により高燃費を実現しています。
また、「エコアイドル」もエンジン停止のタイミングを若干早める事によりアイドリングストップ時間を延長させています。
これらの技術的努力の成果もあり、JC08モードにてリッターあたり29kmの高燃費を実現しています。
スバルが販売展開する2代目ステラとしてOEM供給しています。
2013年4月には、福祉車両「フレンドシップシリーズ」を改良。シートリフトをスライドしながら下降する所を、傾斜スライド下降に変更し頭上高を約50mm拡大し乗降時間も約10秒短縮しました。また、部品点数の削減などで価格を6万円値下げさせています。
このように細かい技術的改良を加えながら、ライバル車との差を広げ日本における軽自動車市場におけるポジションが確固たるものとしています。
現行車の中古車販売相場は、現在で33.9~175万円と幅があります。軽自動車は市場で人気があり、中々値段が落ちにくい傾向があります。スポーツカータイプの車種と違い当り外れはそれほどありませんが、走行距離・年式と車の状態をしっかりと見極めて購入する必要がります。
売る事を検討されている方は、こちらのページでも紹介しているように、4月から就職や進学などで新しい生活を迎えるユーザーが必需品の車の購入を検討し始める1月~3月がベストでしょう。そのような方々が軽自動車を買い求める傾向は高いので需要に伴い買取価格が上がると考えられます。
最新モデル
最新モデルは、2013年6月より販売されており、7代目となります。
ラインナップ | ||
ムーブ | ムーブ カスタム | |
発売開始年月 | 2010年12月~ | 2010年12月~ |
全長×全幅×全高(mm) | 3,395×1,475×1,620 | 3,395×1,475×1,620 |
車両重量(kg) | 810 | 820 |
エンジン型式 | KF型 | KF型 |
総排気量(L) | 658 | 658 |
最高出力(PS) | 52 | 52 |
最高トルク(N・m) | 60 | 60 |
JC08モード燃費(km/l) | 25.2〜29.0 | 25.2〜29.0 |
新車価格(万円) | 107~148万円 | 133~164万円 |
一般の方のレビューですが、大変参考になります。
メーカーから発表されている強みとして、室内空間の広さが挙げられていますが十分に感じられ、後部座席を倒す事により
広くする事も出来、高さも十分にあるので荷物を多く運ぶ方々にとっても満足出来るでしょう。コスト面削減などの影響で、多少安っぽさは感じられるものの総合的には良い質感で高級感も多少感じられます。
また加速に関してはライバル車のワゴンRには多少劣るものの、高速安定性能はとても良く安心して高速道路を走行出来ます。車内の静けさも利点とあげられるでしょう。
標準で装備されるスマートアシスト(追突防止警報装置)の恩恵も十分享受出来、初心者の方は駐車時や狭い道を走る際にボディーを擦ったりする事も十分に期待出来て強いオススメポイントの一つです。ライバル車と比較した場合、走りに関してはワゴンR。内装や標準装備を総合すると若干ムーブ。といった所でしょうか。
両車両とも日本を代表する軽自動車なので、ここまで来ると好みの問題でしょう。
中古車の相場
ラインナップ | ||
ムーブ | ムーブ カスタム | |
最新モデル | 66~185万円 |
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