第二章 : 交渉相手の内情を知る

交渉相手の内情を知るも、出来るだけ愛車を高値で買い取ってもらう為に大事です。

一番勉強になるのは、中古車販売業者に就職し内情を知る事でしょうが、当然そこまでする必要はありませんので、
簡単に学んでゆきましょう。

中古車買い取り業者はどのように利益をあげ、どのような車を欲しがっているのかを紹介してゆきます。

目次
  1. 中古車販売・買取業者の種類
  2. 中古車販売・買取業者の利益構造
  3. 中古車販売・買取業者が仕入れたい車

中古車販売・買取業者の種類

全国に多数ある業者の種類としては、主に以下のような種類があります。

新車・中古車販売ディーラー

トヨタ、ニッサン、ホンダ、スズキ、BMW、フォルクスワーゲン、などの新車を販売するメーカー系列のディーラーです。
中古車を取り扱うディーラーも存在しており自社内に幅広いネットワークも有しており信頼と保証の面ではかなり高品質といえるでしょう。

買取専門の業者

ガリバー、カーセブン、アップル、など主に買い取りを専門とする中古車買い取り業者です。
社内に査定に関しての幅広いノウハウが有り、全国に展開する幅広いネットワークにより需要と照らし合わせての査定も魅力です。

街の中古車販売業者

上記の買取に力を入れる業者とは別で、店頭やネットで中古車販売に力を入れている業者です。
有名どころでは、FLEX、ONIXなど沿道沿いなどで見かけた事があるのではないでしょうか。
買取に関しては、単独で買い取る場合と、下取りで買い取るなどいくつかの方法があります。

中古車販売・買取業者の利益構造

色々とありますが、主に以下のような方法で利益をあげています。

中古車販売による中間マージン

一般のユーザーから買取・下取りした中古車や、オークションから仕入れた中古車を販売する事により中間マージンを得て利益をあげています。

中古車販売により付属する整備手数料

中古車を納品する前の事前点検を行う事により、整備費用という形で利益をあげています。

中古車販売により付属する各種提出書類作成・提出代行による事務手数料

名義変更の為などの各種手続きを代行してもらう場合に発生する費用になりますので、自身で行う場合はカットする事も可能です。また、良心的な販売業者であれば値段もそこまで高くつくものではなく、人件費として利益は相殺される程度の利益です。

中古車販売に付属してオプションパーツなどを販売

販売する中古車に購入者が求めるオプション(カーナビやETC装置)が付いていない場合や、ホイールやタイヤの交換の希望に沿いオプションとして付ける事により利益をあげています。

仕入れたい車

販売業者ごとに強みとする自動車がありますが、主に以下のような自動車が需要があり、業者が欲しがります。
基本的には、需要があり、すぐに売れる見込みがある車が基本です。

時代の需要に合う人気車種

近年でいえば、高燃費などの需要や、税制面で優遇される軽自動車、コンパクトカー、ハイブリットカーなど

走行距離が少ない

オークションでも高い査定の判断基準となる走行距離

年式が新しい

高年式も高い査定の判断基準となります

特別な需要がある車

市場に出回る台数は少ないけど需要が高いプレミア性があるクラシックカーや絶版となってしまったけど需要がある車など

売り時

車種によりそれぞれに比較的高値で売れる時期というものが存在しますが、総合的には1月~3月と考えてよいでしょう。
理由としては、4月から就職や進学などで新しい生活を迎えるユーザーが多いので準備の為の需要が高まります。

また、3月の決算を控え新車ディーラーなどで販売を強化する話は有名ですが、中古車販売業者も3月に決算を迎える業者が多い傾向があるのです。

また、家族を持っている層に多いワンボックスカーへの需要の関係で8月~11月の行楽シーズンに向けての需要も高くなる傾向もあり比較的高価で売る事が可能です。

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