BMW3シリーズは、初代(E21)が1975年に発売され、現行車(F30)は2012年2月にF30として発売されました。
BMWの入門的な車として手頃な値段、サイズ感で日本でも人気が根強く車好きの男性から主婦層にも支持されている日本国内のBMWの車としては、最も売れて中古車市場の球数が多い人気車種です。
ボディータイプとしては、「セダン」「クーベ」「ステーションワゴン」「カブリオレ」などが展開され特に人気があるのはセダンタイプです。
入門車としての地位を確立しているシリーズですがその走行性能、信頼性は折り紙付きで「走りのBMW」という呼称に相応しい存在感を得ているばかりでなくブランドイメージも良好で格式高く、ドイツの高級車としての一般的に認知されています。
乗り味、特にサスペンションに関しては大衆的なタイプの3シリーズといえど若干スパルタンな乗り味で通の間では親しまれていますが、他のベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、又は日本車のサスペンションの乗り味に慣れたユーザーからは若干違和感を感じるものがあると思いますが、信頼性や実質的な性能に関しては高いレベルを維持し、日本車やカーオブザイヤーを獲得したフォルクスワーゲンのゴルフと比べても遜色ない日用車と認識し間違いありません。
ライバル車種は、「2004-2015 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたメルセデス・ベンツCクラス(W202/S202)が筆頭としてあげられます。
最新モデル
最新モデルは、2013年6月より販売されており、7代目となります。
ラインナップ | |||
セダン(F30) | ツーリング(F31)※ステーションワゴン | グランツーリスモ(F34)※セダン | |
発売開始年月 | 2012年2月~ | 2012年2月~ | 2012年2月~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4625x1800x1440 | 4625×1800×1460 | 4825×1830×1510 |
車両重量(kg) | 1500 | 1630 | 1660 |
エンジン型式 | N20B20B | N20B20A | N20B20B |
総排気量(L) | 1.997 | 1.997 | 1.997 |
最高出力(PS) | 184 | 245 | 184 |
最高トルク(N・m) | 270 | 350 | 270 |
JC08モード燃費(km/l) | 15.2~19.4 | 12.7~19.4 | 12.5~15.0 |
新車価格(万円) | 399~785万円 | 471~796万円 | 494~805万円 |
外観に関し、先代と比べて低くなったフロントマスクが特徴的でよりスポーティーさを増していますね。
キセノン・ヘッドランプは「バリアブル・コントロール式」で最先端です。バリアブル・コントロール式とは、行速度に応じライトの照射範囲、到達距離を調整し、最適な視界を確保する機能で、街中などを中低速での走行時には、広い範囲を照らしながらも、対向車に対し眩しすぎないよう照度を調整し、高速走行時は、より広い視界を確保できるようにライトを切り替えて遠くを照らします。内装に関しての豪華さも増し、メーター周りも非常にシンプルです。
一回り大きくなったボディーですが、ハンドリングもBMWらしく軽快で、0〜100kmの加速が6.1秒だけあり加速に関しては申し分なく国内外の同グレードの車と比べてもピカイチといえそうです。
近年のヨーロッパ車のスタンダードになりつつある「アイドリング・ストップ」の機能も当然備わっており停車時にエンジンが自動停止し燃費向上にも取り組まれています。
中古車の相場
グランツーリスモ、ツーリングワゴン、セダンの相場を比較した場合は左から順に高くなっています。
ライバルのベンツCクラス同様に国内でも人気が高い車種となっており需要も高いので、暫くは相場の値下がりはないでしょう。
ラインナップ | |||
セダン(F30) | ツーリング(F31)※ステーションワゴン | グランツーリスモ(F34)※セダン | |
最新モデル | 229~644万円 | 295~606万円 | 340~628万円 |
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