マツダ・ロードスターは、初代(NA系)が1989年に発売され、新型車は4代目として2015年(ND系)に発売予定となっています。
北米で初代が「ユーノス・ロードスター」 の名称で大ヒットしそれに追従する形でヨーロッパの小型オープンカー市場が活性した事はカーマニアの間では有名な話ですが、国内でもオープンカーといえば国内向けに名称を変更している「ロードスター」の名前が挙るほどの認知度を誇り昨今では国外での名称を、「マツダ・MX-5」という名で展開し人気を博してします。
2015年に発売された最新型(ND系)に関しては、一つ前の世代である3代目(NC系)と同様にパワーリトラクタブルハードトップ、ソフトトップオープンの2種類で展開されており、外観は3代目よりスタイリッシュにエッジの効いたデザインに多少変更がなされインテリアに関してもプレミアムスポーツカーの匂いが漂う高級溢れるものとなっています。
ND系(最新モデル)
ラインナップ | |||||
機種名 | S | Special Package | Leather Package | ||
トランスミッションタイプ | SKYACTIVE-MT 6MT | 6EC-AT | SKYACTIVE-MT 6MT | 6EC-AT | |
駆動方式 | FR(後輪駆動) | ||||
発売開始年月 | 2015年~ | ||||
全長×全幅×全高(mm) | 3915×1735×1235 | ||||
車両重量(kg) | 990 | 1010 | 1050 | 1020 | 1060 |
エンジン型式 | P5-VP型 | ||||
総排気量(L) | 1.496 | ||||
最高出力(PS) | 131 | ||||
最高トルク(N・m) | 150 | ||||
JC08モード燃費(km/l) | 17.2 | 18.6 | 17.2 | 18.6 | |
新車価格(万円) | 249 | 270 | 280 | 303 | 314 |
試乗は一番軽い、ベース車両の「S」です。
131馬力ですが、以外と伸びる感じで、あまりシビアすぎない絶妙なサスペンションがいい感じで乗り心地もそれなりに良さそうですね。それでもコーナーでよく曲がるよう仕上がっているとのこと。
ブレーキに関しても細かい調整にダイレクトに反応し安心感がありますね。オートマタイプに関して、排気量1.5Lで遅いイメージですが、低速トルクがあり車重がかなり軽いので以外とキビキビと走ります。
スポーツカーとして、走りの質を求める方々にもある程度満足出来、尚かつオープンエアーで楽しめる一台といえます。オプションでBOSEのスピーカーも選べるので海沿いのドライブなんかに最高ではないでしょうか。
NC系(3代目)「パワーリトラクタブルハードトップ」
ラインナップ | |||
車名・型式 | マツダ・DBA-NCEC | ||
機種名 | S RHT | RS RHT | VS RHT |
エンジンタイプ | 2000 DOHC | ||
発売開始年月 | 2005年8月~ | ||
全長×全幅×全高(mm) | 4020×1720×1255 | ||
車両重量(kg) | 1170 | 1160 | 1170 |
エンジン型式 | LF-VE[RS]型 | ||
総排気量(L) | 1.998 | ||
最高出力(PS) | 162 | 170 | 162 |
最高トルク(N・m) | 189 | ||
JC08モード燃費(km/l) | 11.2 | 11.8 | 11.2 |
新車価格(万円) | 220~325万円 | 220~325万円 | 220~325万円 |
NC系(3代目)「ソフトトップ」
ラインナップ | |
車名・型式 | マツダ・DBA-NCEC |
機種名 | RS |
発売開始年月 | 2005年8月~ |
全長×全幅×全高(mm) | 4020×1720×1245 |
車両重量(kg) | 1120 |
エンジン型式 | LF-VE[RS]型 |
総排気量(L) | 1.998 |
最高出力(PS) | 170 |
最高トルク(N・m) | 189 |
JC08モード燃費(km/l) | 11.8 |
新車価格(万円) | 220~325万円 |
3つの特徴として、
1点目は、ロードスターらしいデザインとして低く流れるデザインはオープン時のデザインを第一に考えられたデザインで、クローズ時はルーフの流麗で引き締まったラインによりで小粋な印象のコンパクトキャビンを実現しているそうです。
2点目は、手軽で快適なオープン走行を目指しセンターのロックを外してボタンひとつでルーフを12秒で開閉出来、オープン時にトランクスペースを犠牲にしないようにしています。
3つ目は、普遍の価値である「人馬一体感」の継承。樹脂製素材のルーフ採用により車両全体でも重量増を37kgに抑えられており、ルーフをシートバックスペースに収納する事により慣性モーメントの増加を抑え50対50の理想的な前後重量配分を実現しています。パワーリトラクタブルハードトップの試乗をしていますが、ソフトトップモデルに比べかなり室内騒音を抑えられています。只、風音などが少なくなっている分、ロードノイズは相対的に気になる人には気になるかもしれません。
室内の密閉度が増している事は間違いありませんが、高級セダンのような静粛性とまではいかないようです。当たり前の表現ですが、通常のセダンとオープンカーの中間といった所ですね。楽しさを追求する車ならでわのウキウキ感は期待以上に高い反面、コンフォート性能はガチガチのスポーツカーと比べると若干良く普通に走行している分には、サスペンションの堅さは想定していたよりは感じる事なく安心して乗れると思います。
峠道などのワインディング走行に関しては、流す程度であればソフトトップと比べるとハンドリング時のロールを感じそうです。S時の切り返しに関しても良くいえばマイルド、悪くいえば鈍くなっているような印象があります。只しそれがロードスターという車の魅力をスポイルする事もないので、それほど気にする必要もなさそうです。
オープン走行時に関して、オープンカーの中では静粛性が高い方で、前方のエンジン音は気持ちよく聞こえるつくりになっているようです。風の巻き込みも極力抑えられる工夫がなされています。
ND系(最新モデル)の中古車相場
2015年に発売された事もあり、安く買う事を考えるとまだ時期が早いように思えます。
逆に売る事を検討されている方にとっては思った通りのスムーズな売却が期待出来るでしょう。
ラインナップ | |||||
機種名 | S | Special Package | Leather Package | ||
トランスミッションタイプ | SKYACTIVE-MT 6MT | 6EC-AT | SKYACTIVE-MT 6MT | 6EC-AT | |
最新モデル | 279~315万円 |
NC系(3代目)の中古車相場
3代目(NC系)の中古車相場に関して、2015年9月現在は、「55~278万円」と4代目が発売された事も関連して若干下がり気味な印象がありますが、車の状態と比例しての順等な相場感となっています。
ロードスターの中古車買う際に気をつけるポイントとしては、初代と2代目は、ハードに走行するユーザーが多く改造している車種や修復歴がある車が多いのでよく吟味する事といえます。3代目からは高級路線にシフトチェンジした事なども起因して、どちらかというとマイルドに大事に走行するユーザーが多いので外れは少ないイメージです。
売る事を検討されている方は、なるべく多くの車買取業者へ「一括見積もり」などを利用して多くの見積もりを貰い比べる事が大事です。業者の言い値で即決する事なく高く売る為の方法を学習し買取業者と交渉してゆきましょう。
ラインナップ | |||
機種名 | S RHT | RS RHT | VS RHT |
最新モデル | 55~278万円 |
一括見積もりで高価買取 |
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